避暑ライド・乗鞍往復ビンタ編

どうも、Horiです

久々の投稿になります。

梅雨が開けてから連日35℃超えの酷暑日が続いてますね
強烈な日差しとアスファルトの照り返しで体力を奪われ、とてもじゃないけど平地は走れない…
というわけで快適に走れるところを探していました。

GPVの温度分布を見ると、地上にはもはや快適な場所はなく、高原か山に引きこもるしかありません。

ちょうど海の日の3連休は全日で晴れ予報、同じ職場のTOYOOKAさんが車を出してくださるということで3連休の土曜日に遠征することになりました。

向かった先は乗鞍。標高2716m、自転車で到達できる日本最高地点。
山頂の畳平をゴールとして岐阜側、平湯峠から登る「乗鞍スカイライン」と長野側、乗鞍観光センターから登る「乗鞍エコーライン」があります。
どちらもマイカー規制区間なのでたまに大型バスや工事関係者が通る程度、一部を除いて道路も広くヒルクライムするには快適ですし、なにより標高2400m超えてからの絶景が素晴らしい!

ただ、スカイライン1回だけだと走行距離はたった28km、半分は下りだしちょっと物足りない…せっかくだし両側の絶景を見たい!ということで今回はスカイラインとエコーラインの両方を攻略する事となりました。以下、誰が言ったか、「乗鞍往復ビンタ」。強烈なインパクトのあるチャレンジのレポになります。


 

朝6時にバイクを積んで富山を出発、8時頃に平湯峠の駐車場に車をデポ。駐車場にはロード乗りがいっぱい、各々自慢の愛車を車から取り出して準備していました。

8時半には準備を終えて出発。ゲートから夫婦滝までの3kmはキツめの斜度が続く区間。TOYOOKAさんは初めてのスカイラインでしたので無理せず会話できるペースでゆっくり登っていきます。

夫婦滝から少し先には望岳台があり、ここから焼岳・槍ヶ岳・穂高岳が一望できます。丁寧な解説板もあり、山岳の位置関係に疎い我々にはありがたいです。

ここから斜度のゆるくなる九十九折を抜けて、大崩山や猫岳の中腹をえぐるような直登を根性で乗り切れば…

森林限界を超えて絶景ゾーンに突入!

やはり乗鞍スカイラインは何度見ても「ワイルド」。ひと目で分かるヤバい標高差、天空に伸びていると錯覚するような道路、大丹生岳を抜けた先に広がる高原エリアなど、思わず足を止めて撮影したくなるほどの絶景が続きます。

しかしながら、今回の目的は乗鞍の往復。まだ10時くらいだったので余裕のある我々は畳平をスルーし、峠で元気な姿を撮影。

そのままエコーラインをダウンヒル。山頂付近は空気も薄くてスピードも乗りやすく、路面もガタガタなので慎重に下ります。
また、エコーライン側は関東からのアクセスが良く、ヒルクライムのメッカでもあるので、ロードバイクも観光バスも交通量が一気に増えるので要注意です。

わずか40分で下りきり、長野側の拠点である乗鞍観光センターに到着します。ちょうどレストランも開店する時間だったのでランチに行ったところ、平湯ゲートでお会いした名古屋の方々と再会。聞けば我々と同じく往復目的で来られているとか。名物(?)の剣ヶ峰盛りのそばを平然と平らげており、胃袋サイズの違いを見せつけられます。流石にこの「ヒルクライム」には太刀打ちできない…

そして観光センターからは先程までいた山頂を目視で確認できます(赤矢印)。あそこまで登らないと帰れないのか~というやっちゃった感というか後悔が湧き上がってきました。

そうは言っても来てしまったものはしょうがないので、休憩もそこそこにエコーラインを登り返します。が、三本滝のゲートを過ぎたあたりで体調に異変が訪れます。足取りが非常に重たい、心拍がすぐにレッドゾーン…

完全にオールアウトでした。さらには暑さでボトルの消費も激しくて大ピンチ。やはり乗鞍、なめてはいけません。コンビニで買ったウィダーinゼリーをかきこみ、ゾンビ走法に切り替えます。

なんとか中間の位ヶ原山荘にたどり着き、湧き水を浴びるように飲みまくってなんとか回復。ここからはエコーラインの絶景区間…ですが雲が出てきてしまい、スカイラインのような風景は見えず、残念…

途中の大雪渓では夏にもかかわらずウィンタースポーツを楽しむ人で賑わっていました。猛者になると板とブーツを抱えてここまで自転車で登ってくるだとか。

そしてようやく・・・

本日二度目の畳平に到着!

…すべてを出し切りました。

二度目の畳平は完全に雲の中。普通に寒い。急いでウィンドブレーカーを着込みます。
ここからスカイライン側のダウンヒルになるのですが、個人的にはちょっと苦手。斜度が急で速度も乗りやすく、アウト側がすごい崖になっているコーナーも多いのでおっかなびっくり下らざるを得ません。一方、TOYOOKAさんは先行するバスを煽りつつ、気持ちよく下っていたとか…

今回は完全に補給と休憩の失敗で後半グダりましたが、それでもなんとかスタート地点の平湯峠まで無事に戻って来ることができました。突発的な思い付きの企画でしたがやってみたら結構何とかなるもので、絶景も見れたし、自分の限界も知ることが出来たしで、後々振り返ってみると結構楽しかったです!

走行距離:70km弱、獲得標高:約2130m。Stravaの走行記録はきれいな猫耳型になりました。

Relive ‘乗鞍往復ビンタ(平湯峠から)’

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平地の蒸し暑さにうんざりしてきた方は乗鞍で高地トレーニング、いかがでしょう? 達成感が半端ないですよ?

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