自転車部のおおきたです。
昨日は第1回Avanteコーナーリング練習会を開催しました。
練習会でお話ししたことを備忘録的にまとめておきます。
【序論】
・コーナーリングが速い人は無謀なことをしているから速い訳ではない
・速い人は「タイヤが滑る限界」が分かっている、もしくは「タイヤを滑らせない方法」を知っているからである
・逆に言うとタイヤが滑らない方法さえ理解すればコーナーリングは怖くない
【コーナーリングのコツ】
・コーナーリング前はバイクが起きた状態で前後ブレーキで十分に減速
・コーナー侵入と同時に前ブレーキを離し、徐々に体とバイクを一緒に倒していく(リーンウィズ)
・コーナーリング中は内側のペダルを上げて地面に擦らないようにする
・コーナーリング中はバイクの重心に乗って両輪が均等にグリップするようにする
・コーナーリング中は前ブレーキを掛けず、後ブレーキのみでスピードコントロール (前輪が滑ると100%落車)
・コーナーリング中にスピードが速すぎる場合はバイクを一回起こして前後ブレーキで減速してからまたバイクを倒す
・コーナーが半分過ぎたらブレーキをリリースして徐々にバイクを起こしていく
【実技内容】
・前後ブレーキの効き方の理解
→後輪だけのブレーキの効き方を確認
→前輪だけブレーキの効き方を確認
→前後輪でブレーキの効き方を確認
・上ハンドルより下ハンドルの方がブレーキが効くことの理解
→上ハンドルでのブレーキの効き方を確認
→下ハンドルでブレーキの効き方を確認
・コーナー侵入前に十分減速する練習
・コーナーリング中は前ブレーキをリリースして後のみで曲がる練習
・コーナーリング中にバイクを倒し込む練習
・スピードが速かった場合はバイクを起こして前後ブレーキを掛ける練習
【エキシビジョン】
・後輪は滑ってもブレーキを離せば滑らなくなる事例紹介
・レース中とかで急カーブ中に加速が必要なときはリーンインでペダルを擦らずに加速する方法の紹介
【練習会での言い忘れ】
・慣れてきて前ブレーキで前輪が滑る限界が分かるようになったらコーナーリング中の前ブレーキも使用可能
・マンホール、グレーチング、白線等滑りやすいものの上ではバイクを起こしてブレーキをかけない
・バイクを倒す練習は八の字走行で個人練習すると良い
【最後に】
上記のことを守っていれば落車のほとんどを占める前輪スリップダウンは起きません。現に僕は15年間、レース中を含めてロードバイクでの前輪スリップでの落車はありません。
(立ちゴケ、オーバーランで田んぼに突っ込む、落車した人に乗り上げて落車、横から突っ込まれて落車はあり…Orz)
また上記の理屈を理解しても実践するには経験が必要です。特にコーナーリング中はとっさの判断が明暗を分けます。そのためにも普段からコーナーリングする際は意識して練習するようにして頂けると早く上達出来ると思います。
では良い1日を!(*゜▽゜)ノ
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