エアロポジション その2

こんばんは。
自転車部のおおきたです。

今日は前回に引き続き空気抵抗とエアロポジションのお話。

前回はハンドル高さを1cm下げると時速0.3km/h速くなると言うお話でした。

さて、今日は視点を変えてサドル高さのお話。

皆さんはサドルの高さや位置はいじってますか?

サドルも下げれば下げるほど体高が下がってエアロ効果によって速くなります。

ただし、ただ単に下げただけではペダルとサドルの距離が近づいてしまうので膝が曲がってしまい膝を痛めてしまいます。

ここで重要なのは下げると同時にサドルを後に引くこと。

これによりサドル~ペダル間の距離を保ちつつサドルが下がる、つまり体高が下がることによってエアロ効果が増します。

またサドルを後に引くことにより更なる良い作用があります。

下記のリンクをご覧になるとペダリング時には前腿(大腿四頭筋)と後腿(ハムストリング)とお尻、ふくらはぎの筋肉を主に使っています。

ベダリング時の筋肉:出典「leelikesbikes .com」

前腿は大出力が得られる代わりに短時間しか持たない、後腿とお尻は大きい筋肉であるために中出力を長時間出せる、という特徴があります。

そしてサドルを後に引いて後乗りすることにより、この持久力のあるハムストリングとお尻の筋肉を多く使えるようになります。
つまり長時間、速く走れるようになるんですね。

こちらが僕のバイクのサドル周り。

もうこれ以上後に引けません…ヽ(´▽`)ノ

ただしこのような極端なセッティングはサドルメーカーは推奨してませんのでご注意下さい…Orz
またサドル高さの調整はカーボンシートポストを割る可能生があるので慣れていなければ自転車店での作業をお勧めします。

また後乗り時のペダリングはクランクの上死点くらいで少し振り出すような動きと、下死点で巻き込むような動きが必要となり、少しばかり慣れが必要ですので、慣れるまで少しづつサドルを引いていくことをお勧めします。

さあ、あなたのバイクのサドル周りはどうですか?

長くなりましたが今日のポイントは、「サドルを下げて後に引くとエアロ効果が増して、さらに持久力も上がる」でした。

では良い1日を!(*゜▽゜)ノ

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